レポート
2016.2.15
『雪獅子に噛みつかれたのは誰だっ!?』スノーランカップ三条に参上!
雪の上を走る…とは
トレイルランナーズさん主催の『越後雪獅子祭』で開催された「スノーランカップ三条」に参加してきました。
会場は新潟県が誇るアウトドアブランド『SNOW PEAK(スノーピーク)』さんの本社。
このあいだ神保接骨院のブログにも書きましたが、はじめて長男と一緒にランニングの大会に出た思い出の地です。
そのときのようすはこちら→【せがれの初トレランレースに密着のようす(笑)
突然のキャンセルのことを『ドタキャン』と人は言う…
そんなことで長男と一緒に行こう!と約束していたのですが、泣きながらドタキャンされ(笑)急遽単身で参戦となりました。
そんなこんなしてたら時間がギリギリになってしまい、会場に到着したのがレーススタート5分前…
取るもの取らず、着けるもの着けず、着の身木の実ナナ、気づけば雪の上をダッシュしてました(爆)
気になるコースのコンディションは…
前日から雨が降ったこともあり、雪の上はシャバシャバとシャリシャリの間くらいで一歩進むごとにズボッ!と足が完全に埋まります。
この状態でショートで3km…ロングの人は6km以上!!「これ想像以上にきついわ」と感じたのは私だけではないはず。
しかも時間がなくてゲイターを着けられなかったので、シューズの中に雪が入りマクリマクリスティー♪
おかげさまで、頭の先から爪の先まで“スノーラン”状態でした。
そんな時こそ『スマイルラン』
道はほぼ一本道、同じくらいのスピードの人たちが並んで進みます。
写真のオレンジのお姉さんも微笑んでますね。
みんなで声をかけあいながら黙々と雪の上を歩いたり走ったり。
ラジバンダリ…
途中、急坂の登りや下りがありました。
登りは足元が悪くヒーコラでしたが、下りは雪があるので転倒しても大丈夫!だろう(笑)ということで、みなさんかなり無茶な角度から攻めてましたね。
そういう感じは雪があるシーズンしかできないですからね、いまのうちいまのうち。
僕の右手を知りませんかぁ~♪
コース半分くらいから、女の子のうしろを追っかけながら走っていました。
ふと彼女の足元を見てみると、そこになくてはならないあるモノがありません…
そうです、靴を右足だけ履いていません!!靴下のみで走っています。
聞けばコースの前半で雪に足をとられて脱げてしまったそうです。
あと戻りすることもできず、そこから靴下一枚オンリーソックスで駆け抜けてきたとのこと。
しばらく励ましながら並走していましたが、残り1kmくらいで越しちゃいました。
で、なんとか3kmゴール!!
途中から並走していた魚沼市のランニングチーム『BD』さんのボス大平さんと一緒にゴールできました。
大平さんは前日13日にはボランティアスタッフとして参加していたそうです。頭が下がります。
足元はもちろんビショビショでしたが替えのシューズを持ってくるのを忘れて困っていたのですが、救世主が…
そうです、わたすが変なワラーチです
これで走ったら目立つだろうーなぁ…と冗談で持って行ったワラーチさんが私の足元をやさしく守ってくれました。
備えあれば憂いなし!!いいぞっ!いいぞっ!ワラーチ。
帰りにアチコチ寄ったのですが、このまま南魚沼市の自宅まで帰りました。
まちがいなく“変なサンダル履いたオジサン”として人々の目に映っていたことでしょう…
おとこにはやらねばならぬときがある…
友好ランニングチーム『報連走』の代表「はだしのイグーチ」こと井口さんはなぜか短パンクロックスで完走(笑)
さすがのイグーチも、このコンディションには勝てなかったようです。
レース後は疲労困憊…雪獅子にガッツリ噛みつかれた面持ちでしたね(ムフフ)。
ウィー!アー!!松永世代!!!
最後に、このイベントの主催者トレイルランンズ代表でプロトレイルランナーの松永紘明さんとツーショット!
松永さんは最近、三番目のお子さんが生まれ、おめでたムード全開です。
5月にはオーストラリアでのレースを控えているとのこと。
RUNBAKAともども南魚沼市を挙げて応援させていただきますね。
あらためて雪を楽しむ…伝えていきたい雪遊びのこころ
トレイルランナーズさん主催の大会の一番の特徴は『こどもたちの参加が多い』ことでしょうね。
三歳、四歳、五歳なんて当たり前。さすがに二歳は…と思いきや!いるんです!!
今回参加してみて思ったのは、われわれ雪国の人間がわざわざ雪の中に飛び込んでいく感じが素敵やなぁ~と。
雪の時期はやはりイベントの数も減り鬱々としやすいですが、そんなときこそ思い切って外に出てからだを動かす楽しさと大切さを再確認できたような気がします。
おとなたちが率先して雪遊びをすることで、それを見たこどもたちも雪と遊ぶこと…すなわち自然と共存する力が身についていくのではないでしょうか?
「雪遊びは雪国の民の義務」という条文を『雪国憲法』に追記するべく、かけあっていく所存であります(笑)